【研修について】
※実績につきましては、左のメニュー「過去の開催セミナー・研修実績」の頁をご参照ください。
<メンタルヘルスケア関連>
目的:平成27年12月より、企業にストレスチェックが義務化(労働者数50人未満の事業場は当分の間努力義務)されたように、企業においてメンタルヘルス対策に取り組む必要性、需要は年々高まっています。
職場のメンタルヘルスは、企業の社会的責任(CSR)の推進や安全配慮義務の的確な履行、そして何より働く人の心の健康を守ることによって生産性の向上を計る図ることができます。
2006年3月に厚生労働省が「労働者の心健康の保持増進のための指針」を公示した際には、「事業場においては、本指針に基づき、各事業場の実態に即した形でメンタルヘルスケアの実施に積極的に取り組むことが期待される。(一部抜粋)」と謳ってあります。
当方では、内容そして価格共に各企業様のニーズに即したメンタルヘルスケア関連の研修を実施させて頂くことにより、従業員の皆さまお一人お一人が働くことに幸福感と価値を見出し、ひいてはそれが生産性の向上につながっていくことを研修の目的としております。
<メンタルヘルスケア関連研修の種類>
●メンタルヘルス セルフケア
現在、心の健康問題を有する労働者の割合は増加の一途をたどり、様々な施策が出されるものの、なかなか効果を発揮するまでには至っていません。なぜ心の健康を害してしまうのか…。まずは労働者の方自身が積極的にセルフケアに取り組むことによって、自分自身のストレスに気付き、そして適切に対処することの重要性をお伝えします。
●メンタルヘルス ラインケア
労働者が心の病気を発症すると、その職場の生産性への影響が出てきます。長期にわたる休業が必要な場合は、更に周囲の負担は増え、チーム全体の成果が落ちることで、職場の雰囲気や活力への影響は図り知れません。したがってメンタルヘルスは、労働者の個々の問題としてだけでなく、職場全体の問題として考える必要があります。ラインケア研修では、ストレス対策を効果的に行うことで、職場の活性化や業務効率の向上につながることをお伝えします。
●ハラスメント
職場のメンタルヘルスとハラスメントの関係は切っても切れません。厚生労働省が5年おきに実施している「労働者健康状況調査」では、ストレスの原因として、仕事の量や質の問題と共に、職場の人間関係の問題がいつも上位にランクインしています。その人間関係の中の多くの要因は、何かしらのハラスメントが起因しているものであったりします。ただ実際にハラスメントを起こしている本人は、無自覚な人が多いのです。昔は良かったのかもしれないが今はNGなど、事例を通しながらしっかりとハラスメントとなる行為を落とし込み、納得のできる仕事環境を作ることが、イキイキと働ける職場へつながるということをお伝えします。
●レジリエンス(しなやかな心でストレスの圧を弱める)
「レジリエンス」とは、もともとは生態系の環境変化に対する「復元力」を表す言葉として用いられていましたが、その「復元力」というイメージから「(精神的に)回復する力」を示す言葉として、心理学用語としても使われるようになりました。人は誰でもが生きている間に、何かしら落ち込んだり傷ついたりすることがあります。そのときに、自分の中にあるレジリエンスの要素(楽観力、感情調整力、行動力、自己効力感、ソーシャルサポート力などなど)を使って、落ち込みからの回復を手助けする。更にその落ち込み(失敗)をバネ(糧)にして、自己成長を促す思考や認知の仕方といったことをお伝えします。
●リフレーミング
脳の仕組みを理解すると、ポジティブな言葉を発する方が精神的にも肉体的にも良い効果があることが分かります。リフレーミングは、言葉の言い換えをすることにより、脳に良い影響を与えモチベーションを高めることができる方法です。部屋に置かれた見慣れた写真や絵画も、フレームが変わると今までのイメージが全く違うものになったりします。今までとは異なった、違う視点を持つことで、欠点も利点に変えることができるリフレーミング。その手法をお伝えします。
●アサーション
コミュニケーションを取るときに、人は大きく分けて三つのタイプに分類されると言われています。一つ目は攻撃的タイプ。二つ目は非主張的タイプ。そして三つめは攻撃でも非主張的でもない、さわやかな自己主張のできるアサーティブ的なタイプです。アサーションの基軸には、自己表現の権利という基本的人権を認めるところにあります。従ってアサーションを学ぶことは、よりよい人間関係の基礎を作ることになり、人との信頼や思いやりなどを育むにはとても大切なスキルの一つです。アサーションの権利を知り、その権利に確信が持てるようになれるトレーニングの方法をお伝えします。
●理論的コミュニケーション
「雑談が苦手」「説明に擬音語が多い」「データの分析結果が全て」など、人のタイプは様々です。まずは、自分のタイプを知ることが、コミュニケーションを上手に取ることのできる近道だったりします。自分は視覚優位型、聴覚優位型、感覚優位型なのか…。あるいは威圧的タイプなのか、和を重んじるタイプなのか、楽しいことを優先するタイプなのかなどなど。自分のタイプを明確にしながら、コミュニケーションを取る相手のことも知ることによって接し方が分かってくる、そして変わってくるということをお伝えします。
ストレスは付き合い方次第で、プラスに変えることが可能です。「ストレスは人間が活動するときのエネルギー源である」(ストレス学説の生みの親、セリエ博士) ストレスを積極的にエネルギー源として活用することで、ストレス耐性を強めていきましょう。その方法の一つとして、脳の仕組みを理解することが大切です。科学的な根拠も交えながら、ストレスと上手に付き合っていく方法をお伝えします。
~お知らせ~
・各研修では、個人及びグループワークを通してしっかりと研修内容を体感することで、参加者自らが気付きを得ることにより、職場環境の改善のみならず、今後の人生のプラス要素になるようなマインドを持って頂くことを最大の目的としています。
・研修内容は、企業様の職場環境の状況等に応じて、一番最適なものにカスタマイズさせて頂きます。